お月見絵本で秋を楽しもう!十五夜にオススメの絵本
「お月見」は日本の伝統的な行事として古くから楽しまれています。
秋を感じながら、絵本を通してお月見を知って体験してみましょう!
お月見とは?
お月見は、中秋の名月を祝う日本の伝統行事。
一年で最も美しい満月を見ることができる、9月または10月の満月の夜に行われます。
平安貴族から民衆に伝わったとされるこの行事は、秋のお供え物をし、実りに感謝をする日。
庭やベランダにお団子や秋の味覚を供え、月明かりの下で楽しいひとときを過ごします。
お月見の絵本 – 季節を感じる読み聞かせ
9月に入ると段々涼しくなり、秋を感じますよね。
お月見の行事を知ることで秋という季節を知り、季節に合った野菜も知ることができます。
お月見に向けて読み聞かせをすすめ、十五夜当日は是非お月見にぴったりの絵本を読みましょう!
絵本選びのポイント
お月見の絵本を選ぶ時は、このポイントで選んでみましょう!
- どういう行事なのかがわかる絵本: 子どもにとっては、十五夜が何なのか知りません。
「秋の行事」「秋の味覚を供える」「お供え物の内容」このようなポイントが絵や文章からはっきり伝わる絵本を選びましょう。 - 美しい絵: お月見は一年で最も美しい満月の日。大きな満月や美しさが伝わる表現があると、お月見の雰囲気をより楽しめます。
- シンプルな言葉: 2歳未満の場合は、難しい内容ではなくシンプルな言葉遣いや短い文章であることが大切です。
- 子どもの好みに合わせる: 動物が好きな子にはクマやうさぎが出てくるお月見絵本を。複雑な文章でも集中して読める子には知識も深く入るお月見絵本。興味をもてる絵本を選ぶことが大切です。
お月見当日はコレ!読み聞かせの楽しみ方
いよいよ当日!(体調や天候によって別の日でももちろん構いません)
こんなお月見を過ごしてみましょう!
これはどうしてもやってほしい理由があります。
いつしか私たちの手から離れ、大人になっても、満月を見た時に子どもはずっと思い出してくれます。
家族と共に過ごしたお月見の日、満月、美味しそうなお団子、読み聞かせしてもらった絵本のこと。
一生残る特別な日となります。
この日はご飯の手抜きをしても、掃除を後回しにしてもいい。
一年に一度だけの満月を30分だけでも子どもと一緒に楽しみましょう。
- 屋外読み聞かせ: お庭やバルコニーに出て、実際のお月見と絵本を結びつけることができます。
難しい場合は満月を一緒に見るだけでも。そのあとに室内でお月見絵本の読み聞かせをしましょう。 - 月見団子と一緒に: お月見団子や秋の食べ物を用意して、絵本を読みながらおやつタイムを楽しむのもオススメです。
- 質問と対話: 難しい質問は避けるべきですが「お月様はどうだった?綺麗だった?秋は涼しいね」等の対話をして、お月見について話してみましょう。
おすすめのお月見絵本
年齢に分けてお月見絵本の紹介をします。
もちろん年齢にとらわれすぎず、興味のあるものを選んでもらって構いません。
(2歳までは行事の理解までいかなくてOK!月の美しさや魅力を伝える絵本を選びましょう)
お月見絵本~2歳
おつきさまはどこいった?
青いズボンのチュッチュと、赤いスボンのチョピー。
仲良しなねずみ二匹によるお月様を探す冒険物語。
窓や風船など穴が開いていることがポイントで、子どもは大喜びします!
その穴から子どもをのぞいてみるのも楽しいでしょう。
「あの穴が開いているやつ読んで~」と我が家でも大人気でした。
おつきみおばけ
せなけいこ作品は子どもたちにとっても、出会う確率が高く興味をひきやすいため必須です。
お月見の支度をする姿から行事が伝わり、うさぎちゃんへ優しくしてあげる姿も伝わります。
「あのおばけだ!」という興味から、行事への導入にもなりオススメです。
くまくんとつき
まず満月についての導入として、月には満ち欠けがあること、満月は大きくて綺麗なことが伝わる内容です。動物好きな子どもにピッタリ。お月見の行事描写はないのですが、月自体の魅力が伝わります。
星をつるよる
2020年の国際推薦児童図書目録『ホワイト・レイブンズ』に選定された絵本です。
近年とても人気があり、子どもたちにお月様の美しさや安心感、絵本の魅力が伝わるとても良い作品です。
シンプルな言葉と美しい絵は大人の心も満たします。
疲れているママパパへ。夜の月や星の美しさを通して癒されてください。
お月見絵本-3歳~
おつきみうさぎ
満月の魅力や月見団子がよく描かれていて人気のあるお月見絵本です。
美しさや静けさが多いお月見絵本の中では、ワクワクして楽しくなるようなジャンルの絵本です。
14ひきのおつきみ
お月見の行事を楽しみにする14ひきたちや、大きな美しい満月の夜が伝わる内容です。
大人気シリーズなので子どもの食いつきも良し!
行事の理解にももってこい!な素晴らしい内容です。
じゅうごやおつきさま
渋めの絵に、十五夜の満月の美しさが際立ちます。
ライトをつけなくても月の明るさだけで明るいこと、十五夜のお供え物も伝わり、家族の温かさも伝わります。
静かな雰囲気を味わうのにぴったりです。
こちらの絵本は「ちいさなかがくのとも 2021年9月号」で書店から注文することができます。
Amazon等では買えません。
参考:福音館書店 じゅうごやおつきさま